コンサルとしての心構え

こんにちは!61歳の新人コンサル、タニグチです。 このブログでは、新人コンサルである私の学びや気づきを月一で発信していこうと考えています。関心をもっていただけましたら、うれしいです!

今回はじめてブログを書きますので、まずは私がコンサルになった経緯を含めてお話ししたいと思います。

「報告書を届いて終わり」のコンサルへの違和感

私がコンサルティングというものに出会ったのは、看護部長になって3年目くらいの時でした。ある日、当時の事務長から「経営コンサルを入れる」という話がありました。赤字体質にも関わらず、具体的な改善策が提示されない時間が長かったので、「おお、やっとやる気になったか!」と安堵しておりました。

しかし、1年後に見た景色は今までと何ら変わらず、残ったものは『成果物』、つまり報告書が届いただけで終わったのです。のちに、この支払いがかなり高額だと知りました。そして不思議なことに、“収益増につながらない”こういったコンサルへの依頼が、また1件、また1件と続くことになるのです。

さすがにここまでくると不信感が強まり、「自分がやらないと変わらない…」と思うようになりました。経営改善の本を読みあさったり、WEBセミナーを受講したりする中で出会ったのが、現会社の代表である勝又でした。

成果物を出して終わりの一方通行のコンサルと違い、「ともに汗をかきます」というキャッチフレーズの通り、実際に現場に入り一緒に行動してくれました。

38年の看護職から一転、無謀(?)な決意

そんな勝又と経営改善に取り組み、結果を残すことができた私は、独立した代表が掲げる「看護部を主軸に経営改善に取り組む」という方針に深く共感しました。「私と同じように悩まれている病院や看護部長様のお役に立ちたい」と思うようになり、無謀にもリージョンマネジメント株式会社の門をたたきました。

独立して2年目という若い会社でしたが、お陰様でコンサルのオファーもどんどん増えており、勝又代表にもご評価をいただくことができ、この4月より働かせていただけることになったのです。

前職で「経営改善をすることの楽しさ」や「成功体験」を積んではきたものの、コンサルの基本を知らない私に“本当に務まるのだろうか?”という不安がなかった訳ではありません。最後まで不安は付き纏いましたが、そこは代表と何度も意見交換をし、“納得”と“チャレンジ”の気持ちで入職を決意しました。

現実は甘くない!初歩的な業務に悪戦苦闘

そんな熱い思いで働きだしてみましたが、この2ヶ月で感じたことは「現実は甘くない!」ということでした。

はじめのうちは代表と同行して活動しますが、原則、主体性を重視して行動するのが基本になります。多くの経験と実績を持つ代表と同じことができる訳はないのですが、それ以前のことから課題満載でした。

複数のご施設様へ訪問させていただくにあたり、「スケジュール管理」や「宿や交通機関の予約」「議事録のまとめ」「全施設様に関する情報共有」など……。38年間、看護職しかしてこなかった私には、この初歩的なことすら真っ当にこなすことができない!という状況でした。

コンサルノート・エピソード1「徹底的に現場に寄り添う」

そんな私が学んだコンサルノート・エピソード1は、「弊社コンサルたるもの、徹底的に現場に寄り添い、現場からの信頼を獲得することを大切に!」というものでした。

コンサルなので、稼働であったり収益であったり、そういった“成果”を出すのが重要な仕事になる訳ですが、現場の方々と密になればなるほど、すぐには成果に直接つながらないと思われるような「悩みのような」「相談事のような」話を投げかけられることがあります。新人コンサルとして「一つでも早く病院様のために成果を出したい」と焦る私は、この投げかけに戸惑い、代表に相談したことがありました。先ほどの言葉は、その時に学んだものです。

前職で経営改善を行うときにも、現場の方々に対し「腑に落ちるようにする」ということを大切にしていました。しかし、この時の私の立場は“同じ病院で働く気心の知れた身内”であり、これをやらないと“潰れますよ”という、ある種“圧力”というか、上から目線的な部分があったように思うのです。

つまり、少なからず“現場からの信頼は得られていた前提”で経営改善を進めていた訳ですが、今、コンサルとして施設を訪問する私には、この「信頼を獲得する過程」を育む時間が十分にある訳ではありません。

だからこそ、どのような内容でも、ご施設は「私たちを頼ってくださっている」ことを大事にし、「そこに素直にお応えし、導いて差し上げる」姿勢をもってお話に応え、信頼関係を築いていくことを大切にすることに気づきました。一見すると即座に成果につながらないと感じるような内容でも、徹底的に現場に寄り添い信頼を獲得するという“弊社ならではのコンサルの基礎を築く”ことが、実は成果につながる一番の近道なのだと学びました。

私たちリージョンマネジメント株式会社の職員はすべて看護師で構成されています。現場を知っている私たちだからこそ、様々な課題を通じて信頼関係を築きやすく、そして看護師や管理者だったからこそ、その経験や成功体験を現場に還元できるのだということを、実践を通して気づきました。

現場が動けない「本当の理由」

私が関わらせていただいているご施設の数はまだ多くはないのですが、経営についてお話を伺うと、どの施設(部署)も「ここが問題なのでは!」と認識されてお話されることが多いのです。

「課題を認識しているのであれば、自分たちだけでも解決できるじゃないか?!」って思われますが、どうやらこれが簡単な話ではありません。課題はわかっていても「具体的な行動方法が分からない」からです。

私も病院時代に実は、「今以上に仕事したくないから動かないんじゃないの?」と考えたことがありました。しかし、今、コンサルとして現場に出て学んだことは、現場は決して動きたくないわけではなく、「組織の動かし方を知らない」「具体的な方法が分からない」のだと知りました。実際に、こちらから具体的な行動や方法を提示して差し上げると、しっかりと行動に結び付いていくのです。もちろん、進める中で壁や課題にぶつかることはありますが、それはその都度話し合って解決し、次につなげていきます。

「分かっていても実践できない」「自分たちで実行できない」からこそ、私たちを頼ってくださっているその理由は、組織間の問題という大きなものから、背中を押してもらったらできたといった簡単なものまで様々です。

弊社コンサルは、現場に寄り添い信頼関係を築きながら、複雑に絡み合った糸を一つ一つ丁寧に解いていって、経営改善という大きな目標を達成していく。そんなスタンスが大切なのだと学んだ2ヶ月でした。

まだまだ楽しめる余裕はありませんが、病院時代とは違った“やりがい”を、少しですが感じつつあります。“楽しさ満載のブログ”が書ける日を目指して、日々邁進してまいります。

「早く一人前になりたぁ~い」(笑)